中絶手術後の妊娠について

中絶手術後も、妊娠をする可能性は無くなりません。
医療関係者の声では、逆に、妊娠しやすくなるという見方が多いです。

ですが、手術の際に子宮内膜が削られて傷がついた場合や、
胎盤や絨毛など組織の取り残しが万が一、子宮内に残った場合は
その後の妊娠がし辛くなる原因になる可能性があります。


また、手術後間も無い時期は、手術前よりも女性ホルモンの
バランスが崩れている為、排卵日を基礎体温や
普段の排卵の周期を目安に考えている人は、
その予測をするのが難しくなります。

手術後の出血が無くなるのは遅くても2週間ほどですが、
手術後約1ヶ月は、中絶をした時点で生理の周期がリセットされ、
排卵の周期が、いつ起こるか分からず不安定になります。


他にも、一度妊娠を経験していることから、
女性の体が適応して、それを維持しやすくなっている事が
背景のひとつとして考えられる、という説もあります。

なので、中絶後すぐにまた妊娠をするのを防ぐ意味でも、
この時期は特に、コンドームやピルによる避妊を徹底しましょう。


あと余談ですが、中絶手術を行ったということは、
妊娠を続けられなかった理由がある事の裏返しなので、
そもそも、中絶後すぐの性行為は、心身への負担を考えると
基本的には、とてもお勧めできることではありません。

それは念頭に置いてください。


そして、中絶手術後には、必ず術後検診に行き、
子宮内膜やその周辺に癒着が無いかを確認しましょう。

体に痛みが無かったり異常を感じていなかった場合も、
子宮内に傷や以上が残っていた場合、その後の体内に
重大なリスクが残る可能性がありますので、注意してください。


例えば、仮に癒着が卵管周辺に起こった場合、
不妊症につながる可能性があります。

ですが実際のところ、手術を通じて不妊症になる症例は
非常に稀な例で、術後検診を病院や私達が積極的に勧める理由は、
「万が一」という事態を絶対に防ぎたいという思いからです。

なので、手術後1〜2週間をめどに、1回目の受診をして、
手術後の出血や子宮の回復状態を確認するようにしましょう。


検診では血液の残留や細菌の感染有無の確認なども行われますが
その後の患者の避妊指導まで行うところは少ないみたいです。

ですが、今後も相手の男性の方と関係を続けていく際や
再び性行為を始める場合は、再び望まない妊娠をしないように
避妊に対する意識を持つよう、必ず二人で相談・行動しましょう。

このページの先頭へ