中絶をするとその後どうなるのか

中絶をするとその後どうなるのかというと、
一定の確率で、以下の症状が現れます。

  • 不妊症になりやすくなる
  • 鬱病などの精神的影響が出る

基本的に他人の体験談は一人称で語られることが多い為、
例えば不妊症に必ずなる!中絶をしたら不妊症になるのは嘘だった、
というのは、あくまでもその人の自身の主観に基づいたものです。

国の統計や公的機関の研究結果も、
全ての女性が中絶経験があると回答するとは限らないので、
あくまでも参考情報・指標として扱うことがポイントです。


不妊症になる

中絶をすると、不妊症になる可能性があります。
具体的な原因は、手術によって子宮内膜が薄くなるからです。

これは手術方法や術者の腕によっても左右されますが、
一般的に、胎児を子宮から削り取る掻爬法の手術の方が影響が大きく、
子宮内の胎児を吸い込む吸引法の場合は、影響が少ないとされています。


ちなみに、理想的な子宮内膜の厚さは、
約8mmと言われています。

手術によって削り取られた子宮内膜は時間と共に再生しますが、
その際に元どおりの形にならなくなったり、
周辺の卵管などの器官に影響したりする可能性があります。

多くの不妊現象は、この際に卵管が塞がったり、
癒着を起こしてしまうことが原因であると言われています。


もし、避妊をせずに1年近くセックスを行っていても
妊娠をする気配が全く無いようであれば、産婦人科で基礎体温を
測ったり、子宮の異常をレントゲンで確認する事をお勧めします。


よく逸話や思い込みで「中絶をすると子供が産めなくなる」
という話を聞きますが、そんなことは全くありません。ですが、
上記の通り、手術によって妊娠の確率が低下することは否定できません。


精神的影響

ある研究者の統計より、中絶後は5割近くの人が何かしらのストレスを味わい、
全体の2割近い人が、PTSD(心的外傷後ストレス障害)という症状の内、
中絶に伴う症状である、PAS(中絶後遺症候群)にかかることが分かっています。


中絶は、さまざまな場面で
精神的な絶望感を味わうことになります。

「堕ろしてほしい」と言われる場面、
相手自身や相手の家族との交渉をする場面、
手術前後の激痛や、手術後の喪失感・罪悪感など…。


そして、それらは手術後だけでなく、その後も長い間、
人によっては一生忘れられない思い出となって、
事ある毎に脳裏にフラッシュバックするようになります。

後に結婚をして、再び妊娠や出産を考えるようになった時、
一度中絶を経験して罪の感情を持った女性、相手の男性は
その意識がなかなか消えず、結婚生活自体にも大きな影響を与えます。


現代では、ネット環境が整ったことにより、本来だと
なかなか人に打ち明けられない中絶の悩みを語り、
共有するための掲示板やコミュニティが生まれています。

精神的な影響に関しては、単に知識を手にいれるだけではなく、
こういった場や身近な人に打ち明けたり相談をすることによって、
心のケアを日常的にしていくことが、非常に重要になります。

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