中絶手術のラミナリアについて

中絶手術では、前日、前処置として
子宮口を拡張する為に、ラミナリアという器具を挿入します。

このラミナリアは、海草の昆布を原料とした筒状の医療器具で、
水分を吸収することで膨張する性質を持っており、
中絶前の処置では、子宮頸管に入れて水分を吸収・膨張させます。


大きさは、長さが全長約6?8cm、直径はわずか2?8mmです。
完全に膨張すると、大きさは元々の2倍から3倍になります。

最近では、昆布を原料としたものだけではなく、
高分子材料製のラミナリアもありますが、水分を含んで膨張し、
子宮頸管を押して拡張するという原理自体は、全く同じです。


このラミナリアを挿入しない場合、もし手術開始時点で
子宮口が閉じていると、手術が困難になり、手術器具を
子宮に通す際に、頸管を傷付けてしまうリスクがあります。

その為、多くの中絶手術の前処置として
ラミナリア挿入が行われていますが、処置をしなくても
安全であると見込めた場合、妊婦に痛い思いをさせたくない、
という方針から、ラミナリアを極力使わない方針の医者もいます。


ラミナリアの痛みについて

ラミナリアは挿入後に時間をかけて少しずつ膨張を始めますが、
本来は陣痛を起こした際に開く頸管を強制的に開いていく仕組みの為、
頸管が十分に熟していない場合や固い場合は、強い痛みを伴います。

その為、挿入はラミナリアが十分に膨張するピークが
大体12時間である事に合わせ、手術の前日に挿入を行って、
最長でも24時間以内には抜き取るのが、正常な使い方とされています。


痛みに関しては「死ぬほど痛かった」「生理より何倍も痛い」
という声もあれば「予想していたよりも全然痛くなかった」
という声もあり、子宮周りの体質や、痛みへの耐性次第と言えます。

医師の技量によるところもあるので、
ネット上で病院の具体的な口コミや体験談がある場合は
あくまでも参考レベルですが、目を通しておくといいでしょう。


また、挿入時の痛みを柔げるため、麻酔を使うところもあります。
麻酔は投与せずに意識下で行うか、投与して無意識下で行うか、
それぞれ利点・欠点があるので、指定医や病院の方針次第です。

痛みがどれくらいか、耐えられるかと心配な場合は、
事前に鎮痛剤を処方してもらえないか、相談してください。

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