中絶の流れ

中絶の流れは、大きく分けて

  1. 妊娠有無の確認・手術時期方法の決定
  2. 前日の準備
  3. 当日の確認事項?手術前の手続き
  4. 手術
という流れになります。

また、帰宅後には通常の生活に戻る前に、
注意してもらいたいポイントがあります。

それぞれの具体的な概要は、以下の通りです。


1.妊娠有無と手術時期の確認

中絶手術を行うためには、
手術を行っている、産婦人科や婦人科を受診します。

まずは事前検診で、尿検査、血統検査、
エコー検査を行い、妊娠の状況確認と手術時期を検討します。
診察代は保険適用外ですが、大体1?2万円ほどです。

※ 過去に学校や会社などで受信した
健康診断のデータがある場合は、持参すると参考になります。


ここで診察の結果を踏まえ、手術内容の説明と
同意書に関する話が、医師から行われます。

各々の事情によりますが、状況や手術の内容に関して
周りの方々にご理解頂いた上で手術をするのが理想のため、
可能な限り、パートナーや家族には同伴してもらいましょう。


検診の結果、初期中絶(妊娠11週以内)の場合は
以下の流れで手術を行い、12週以降の中期中絶では
大まかな流れは同じものの、手術方法が大きく異なります。

ここでは初期中絶の流れを軸に説明しますが、
手術方法としては、器具で入口を開けて
胎児や胎盤を?き出す「掻把式」と
器具を使って吸引する「吸引式」の2種類があります。

病院によって、どちらの方法を使うかの方針は異なり、
両方を使い分けているケースもあります。


2.前日の準備

多くの場合、夜9時以降は飲食禁止の指示があります。

病院によっては、水を飲む事も禁止している場合、
喫煙やガムなども禁止するなど厳しい場合もあるので
医師の案内を聞き、それに従ってください。

手術後はお風呂に入れないので、済ませておきましょう。
病院によっては前日に手術前処置をする事もあります。

こういった前日や当日の注意事項は、
トラブル無く安全に手術を進めるために、
必ず守るようにしてください。


3.当日の確認事項

手術当日は、以下の事に注意してください。

  • 起床後は前日同様、飲食をしないように注意
  • 化粧や化粧の下準備をしないように注意
  • 身に付けている時計や指輪などの金属物は外しておく
    (手術中に体を動かしたり暴れた場合に、自身や
     周りの術者に傷を加えたり手術の邪魔になるのを防ぐ為)
  • 普段コンタクトの方は、手術前までに外しておくこと
  • 眼鏡をかけている方も、手術前までには外す
  • 髪の長い人は、束ねるなどしてまとめておくこと


■手術当日の持ち物
・中絶の同意書
・生理用ナプキン、ショーツ

■病院到着後
指定された時間を守り、極力余裕を持って到着するようにして下さい。
一時金を要求されている場合は、事前に用意して受付で払いましょう。
(手術台の未払いや盗難対策のために病院が行うことがあります)

■手術前
手術をスムーズに行うため、子宮口を徐々に広げる目的で
ラミナリアという器具を入れる場合があります。

これは、海藻の成分で出来た器具で、
水分を含むと膨張して、子宮口を広げる仕組みのものです。
状況や方針次第では、前日に入れる病院もあります。

  • トイレを済ませ、血圧と脈拍の計測
  • 麻酔の前準備の注射を受ける
  • 点滴をする
という手順を踏んで下着を脱いだ後、手術台へ乗ります。


4.手術

まず、手術用の膣鏡を使い、膣を消毒します。
膣を押し広げられ、痛みを感じるかもしれませんが
この時点では、まだ麻酔は行いません。


次に、準備ができたら、静脈に点滴経由で麻酔をします。
ここで大抵、数十秒するとすぐに眠くなってしまいます。

麻酔の効き目には個人差があるため、
何も分からない内に手術が済んでいる人もいれば
痛みの自覚がある状態で手術が進んだという人もいます。

麻酔の目的は、痛みを抑えながら手術をする事なので
麻酔が効いていないのではと思った場合は、
手術中でも申告しましょう。


手術の具体的な流れとしては、
まず、子宮頸管と呼ばれる入口の部分を
棒状の物質をいくつも挿入して押し広げます。

スプーン型の器具とカンシという子宮内容物を
掴み出す器具を用いて、胎児と胎盤、内容物を
全て?き出す。通常は約10?15分で完了します。

出血を止めるために子宮収縮剤を注射すると、
徐々に麻酔から醒め始めます。

麻酔が覚めて数時間したら帰宅が可能です。
初期中絶手術の場合は入院はしないケースが普通。

また、麻酔や手術自体の影響で
かなり体力的に疲れる可能性も高いと思います。
可能な場合は、迎えの車を用意することをお勧めします。


参考:帰宅後の注意点

手術後2?3日は、必ず安静にして体を休めてください。
体力が低下していると感染症にかかりやすくなったり
免疫が弱くなっているので、ナプキンを頻繁に変えたり
外陰部を洗浄綿でケアしたりすることが大事です。

  • シャワーは大丈夫ですが、入浴は1週間ほど控えましょう
  • 手術後の性行為に関しては、医師の案内を守ってください。
    子宮内の回復が遅れた状態では、ばい菌が入ったり
    感染症にかかり、不妊症に繋がるリスクが有ります。
  • 指定日検診は必ず受けましょう
  • 医師に処方された薬は、必ず指示通りに飲みましょう
    (子宮収縮剤・抗生物質など)
  • 手術後も体の調子が悪かったり、出血が収まらない、
    手術を受けた部位が痛むなどの症状が見られる場合は
    随時病院に連絡を取ったり、実際に診てもらいましょう。


■中期中絶手術の場合の流れについて
中期を越えると、全身麻酔や人工的な陣痛を引き起こす手術、
数日の入院を前提とした大掛かりな手術方法になりますが、
手術前後の流れは、初期中絶手術と大きくは変わりません。

ですが、手術における肉体的・精神的負荷やリスクは
初期中絶よりも大きくなるので、手術前の説明や
手術後のケアについて、医師の案内をしっかり確認しましょう。

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