妊娠中絶薬とは

妊娠中絶薬とは、受精卵の着床や妊娠維持に働く
黄体ホルモンを抑制する事で、妊娠を終了させる薬です。

手術をせずに中絶ができる飲み薬として、
海外ではアメリカやヨーロッパ諸国で
承認・販売されており、広く用いられています。


代表的な中絶薬は、アメリカのFDA(食品医薬品局)が
2000年に認可したミフェプリストンと呼ばれる薬です。

妊娠を続ける際に必要なプロゲステロンの作用を抑制し、
妊娠7週目以内であれば、手術をせずに中絶が可能です。

費用も、初期中絶の手術代金の相場が
約10万円〜15万円であるのに対して、中絶薬の場合、
1万円〜数万円の薬代の負担のみで済みます。


ですが、日本では中絶薬の認可が下りておらず、
承認申請も行われていません。国内で販売をすることや
譲渡をすることも、法律で禁止されています。


また、中絶薬は手術が不要な反面、成功率は
90%以上と確実ではなく、更に、ほとんどの服用者に
出血や頭痛、吐き気などの副作用が表れます。

特に出血に関しては、9〜16日の間続き、
100人に1人の確率で更に長期間出血が止まらず、
最終的には、手術が必要となる場合があります。


逆に、大多数の方と同じように産婦人科で手術を行うと、
麻酔が効かない場合には痛みを伴いますが、
その代わりに、ほぼ100%の確率で手術は成功します。


病院でも、中絶薬の処方は原則として禁止されています。

ネット上のショップの中には、偽造された中絶薬も混在し、
服用して副作用に遭ったり、不妊に繋がる可能性もあります。

仮に中絶薬を海外から持ち込んで使用した場合、
検診や手術で発覚した場合には、堕児罪として
書類送検される場合もあるので、注意が必要です。


また、中期中絶手術が必要な妊娠12週目以降の場合は、
子宮を収縮して人為的に陣痛を引き起こす目的で、
プレグランディンという薬を投与します。

これは中絶薬として禁止されている薬物とは別で、
常時医師の監視下で使うことを条件に、
病院で投与する事が許可されています。

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