中絶の慰謝料の相場について

中絶の慰謝料の相場については、まず前提として、
妊娠に至る原因の性交がお互いの同意によるものの場合、
一般的に、慰謝料を請求出来るものではないとされています。

お互い同意の上での妊娠の場合、法的に請求可能なのは
中絶費用自体の折半額の請求に留まり、
慰謝料自体は、請求出来ないケースが多くなります。


仮に慰謝料を請求できるケースの場合、
(強姦やレイプによる望まない妊娠などの場合)
具体的な事象や内容によるので、相場はピンキリです。
数十万〜100万円程度の慰謝料ですと、実際の判例があります。

立証の是非は、強姦やレイプ直後の診断書で、
傷害箇所や射精の痕跡を証明したり、
被害者女性の陳述などによって行われます。

また、慰謝料を支払う義務が無いとは言っても、
当事者や親として責任を感じている、相手に誠意を見せたい、
という場合は、中絶に実際にかかった費用の全額もしくは折半の額を、
相手に法律とは関係無く手渡して謝罪の意を示すという事例もあります。


また、単なる中絶とは別に、慰謝料相場が跳ね上がるのは
不倫や離婚を伴う中絶に関する慰謝料を支払う場合です。


これらの場合は、不倫の当事者二人の配偶者片方
もしくは双方に与える精神的苦痛に対する慰謝料が
中絶自体の慰謝料に加算される為、年収などにも関係しますが
数十万〜素百万円程度の慰謝料を支払う義務が発生する事が多いです。

また、既に子供がいる場合は、毎月の養育費も
継続的に支払わなければいけない可能性があります。
相手から悪質な言動を受けた場合も、慰謝料に反映される事があります。


他にも特殊な例では、婚約破棄に対する慰謝料請求もあります。
(既婚の事実を隠したり、結婚をちらつかせて
 男性が女性を妊娠させ、婚約破棄して中絶せざるを得なくなった場合)

こちらも、過去の裁判の事例を見ると
既婚であることを詐称した事は違法性が高い部類に入る事から、
数十万〜500万円ほどの慰謝料が発生した事例があります。

このページの先頭へ