自然中絶とは

自然中絶とは、一般的に流産と呼ばれ、
人の手によって行われる人工的な中絶ではなく、
不慮の事故により中絶に至る現象のことを指しています。

自然中絶で特に多いケースは、胎児の中で発生した
先天的な代謝異常や、妊婦と胎児の間を繋ぐ組織の
異常が原因となって、流産に至るというケースです。


自然中絶が起こるかどうかを判断する一つの目安としては、
妊婦の定期検診で行われるエコー検査(超音波検査)があり、
これで胎児の心拍が正常ならば、流産は行われません。

逆に、何らかの事情で胎児が死亡した場合は、
正常な妊娠だったとしても、遅かれ早かれ、流産します。

また、潜在的に何の問題も抱えていない妊娠を含めて、
全ての妊婦の内約10?14%は、流産するという前提があります。

決して、珍しいことではないということです。


もし自然中絶が行われた場合は、
特に医療的な手術や処置は必要ありません。
エコー検査で子宮に異物や組織が残っていないかどうか確認します。


しかし、中には子宮内から完全に胎児や付属する組織が
排出されず、内部に留まってしまうことがあります。
その場合は、初期中絶と同じく、掻爬法手術で組織を?き出します。


自然中絶をする方法

現代で最も確実に自然中絶に近い形で中絶をする方法は、
2種類の妊娠中絶薬を使用するという方法です。

  • Mifepristone(ミフェプリストン)
  • Misoprostol(ミソプロストール)
というこれらの薬を使うことによる
中絶の成功率は、97%と言われています。
(2007年 WHO世界保険機関の調査による)

ただ、妊娠9週目までという使用制限があり、
子宮収縮を起こすこの薬を、この期間を超えた段階で使うと
激しい痙攣や出血、嘔吐や吐き気等の副作用が起こります。


なので、この薬を使う際は、事前に超音波センサで
妊娠何週目なのかを、妊婦本人の曖昧な記憶に頼らず、
エコーで測った胎児サイズから特定する必要があります。

また、この中絶薬は
海外では盛んに使われている一方で、
日本では現在、使用認可が下りていません。

昔から古来の手術方法が発達してきた日本では、
安価で手軽な薬の処方が認可されることで、
産婦人科やクリニックの中絶手術の仕事が失われる事が
影響していると言われています。

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