子宮筋腫と中絶について

子宮筋腫とは、子宮内の筋肉に発生する良性腫瘍であり、
これを持っている女性が中絶手術をする際は、
通常の場合よりも出血などのリスクが大きくなります。

具体的には、筋腫が大きいと、
手術に使う器具を挿入する際、子宮壁を傷付けたり、
破ってしまう危険性があるからです。


この為、中絶前に筋腫を取り出すケースもありますが、
大出血の可能性もあり、筋腫を取り除いたからといって
子宮が必ず元の状態や大きさに戻るとは限りません。

また、筋腫の場所と大きさ次第では、胎児にも
危険が及ぶため、妊娠継続が危険と判断された場合でも、
医師から中絶を勧められる可能性があります。


特に、筋腫のすぐ近くや奥側に胎児が妊娠した場合は
出産時に相当の出血を覚悟したり、妊娠を続けた場合に
流産してしまう可能性も高いです。


また、この手術をする際に、
中絶経験の有無を聞かれることがあります。

これは子宮内部を慎重に扱ったり、
傷跡などの弱い箇所は無いか、どのように手術を行うのが
一番望ましいのかを判断する材料になります。


子宮筋腫について

子宮筋腫は、同じ腫瘍でも、悪性の癌(ガン)とは異なり、
体に悪影響があったり、命を脅かすものでもありません。

癌のように伝染・増殖するものでもなく、
徐々に大きくなった場合も、
定期検診で十分に発見・対応できます。


また、女性4人の内一人は持つ、発生頻度が高い病気です。
女性ホルモン(エストロゲン)が強くなると
筋腫も大きくなる傾向があり、妊娠を機に大きくなる人もいます。


もし、妊娠中や中絶をしようか悩んでいる時点で、
子宮筋腫がある事が事前に分かっている、
もしくは過去に持っていた経験がある場合は、
手術の危険性に関わるので、病院側に伝えるようにしましょう。


対策としては、中絶手術をする際に
子宮口からではなく、お腹に数カ所穴をあけて行う
腹腔鏡手術という内視鏡を使った手術方法があります。

また、通常の中絶手術と同様、
子宮筋腫の摘出手術も、保険の適用外です。
大出血などのトラブル対応の為にも、設備が整った、
手術事例が多い病院を探して、問い合わせてください。

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