既婚者の中絶について

現在、日本では30代の妊娠した人の約1割が、
40代では妊娠をした約4割?7割の人が中絶を経験していますが、
その中でも相当の人数が、既婚者であることが分かっています。

つまり、こういった世代の方々の中絶は、
性の乱れから来るものではなく、ごく普通の人達や
既に結婚している人達の間で起こっているという事です。


特に、既に1人や2人の子供を出産して育てている場合は
その子たちに満足のいく生活をさせてあげられるだけの
経済的な余力が無い事が理由で、中絶するケースが多くあります。

これは見栄などではなく、例えば、子供に対して
「お金が十分に無いから、○○を諦めてほしい」
ということは、絶対に言いたくないという感情などです。


統計上でも、日本では
第三子を授かった夫婦の内、7割が中絶を選んでいます。

もし妊娠が発覚して中絶をしようか揺れている場合、
精神的に不安定な場合は「産む」「やっぱり産めない」と
パートナーが悩んだり決断を渋る事もあると思いますが、
焦らず、お互いに納得した上で決断をするべきかと思います。


中絶後の影響としては、子供の話題を避けるようになったり、
精神的に傷付いたり、夫婦間の関係がぎくしゃくしたり、
セックスレスになる可能性があります。

「また、避妊に失敗して同じ思いをしたらどうしよう」と
セックスそのものに対して恐れを抱くかもしれません。

夫婦生活については、妊娠中絶のリスクは確かにありますが
お互いに日頃から話し合っていれば、円満な関係を続けつつ
適切な避妊をする方法は、色々あります。


例えば、既婚者が望まない妊娠を防ぐには、
ピルを飲むのが一番確実な方法です。

しかし、ピルは数多くの偏見が残っており、

  • ピルの副作用はとても苦しい
  • ピルが普及すると、若い世代の性モラルが低下する
  • ピルが普及すると、エイズなどの感染症にかかりやすくなる
  • 避妊を心掛けるのが女性だけなのは、性的差別である
などの理由から、薬が認可されて十年経った今でも、
世間では広く普及するには至っていません。


いずれにしても、夫婦生活を続ける上では、
妊娠をした後から中絶をするしないという選択ではなく、
望まない場合は、しっかりと避妊をするようにしましょう。

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